勝手にコラボについて|About Collaborative Design
「コラボ」とは、英語の「collaboration(コラボレーション)」が由来となっており「協力」「協同」という意味があり、本来は、芸術や創作の分野で「共同作業」「合作」などの意味で使用されていました。
日本語ではコラボと略されることが多く、近年は、異なった企業やジャンルの個人や団体が協力して商品開発から販促プロモーション、アート作品や音楽の制作に至るまで、以前より広い意味で使用されています。特に急激に増えたのが、マーケティングの分野で「商品の付加価値を高める」目的で、対企業とキャラクターやアーティストなどがコラボしています。
企業がコラボを実施する場合、相手先の企業選びは大きく分けて二種類で、ひとつはオーソドックスな同業種同士の組み合わせ、二つ目が異なる業種とのコラボとなります。異業種間のコラボは、既存と異なる層にアプローチ可能で、同業種では実現しにくい商品の開発・提供に繋がるため、認知向上や新規顧客の獲得が期待出来ます。実際に行われたコラボを例にするとユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」とアーティストの「米津玄師」さんだったり「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」とアーティストの「Ado」さんがコラボをしたりしています。コラボのメリットとしては、様々な組み合わせによって相乗効果をもたらす点だと思います。
つまり、勝手にコラボは文字通り、勝手に企業と相手先を組み合わせて更にコラボ商品まで考えて仕上がりイメージまで制作することです。現実では、絶対この企業同士がコラボするなんてありえないって事が出来るのも勝手にコラボの魅力のひとつです。
また、2017年に初めて冠を付けて投稿して以来、現在も続いているロングセラー企画となります。
勝手にコラボが誕生した理由
切っ掛けは、ルパン三世
勝手にコラボは、リサイクルアートのタバコの空き箱五分チャレンジを行っている時に「次の企画はどうしよう?」と模索している時に、偶々YouTubeのおすすめに「ルパン三世」が表示されたことで、二代目ルパン三世の声優で、ものまねタレントのクリカンこと栗田貫一さんの「もしも細川たかしさんが救急車のサイレンだったら」「もしも桑田佳祐さんがミンミンゼミだったら」など「もしもシリーズ」を思い出し、デザインで「もしもシリーズ」が出来たら面白いのではないかと思い、考え始めたのがきっかけです。色々とアイデアを出して最終的に辿り着いたデザイン版もしもシリーズが「もしもAとBがコラボしたら」です。
勝手にコラボのネーミングは、「もしもシリーズ」だと肝心のコラボが全く伝わらず。「もしもAとBがコラボしたら」は長すぎるし、「もしもコラボ」は文字数的には良いがインパクトが無いので、個人的に「もしも」を入れない方向で考えようって思った…次の瞬間にアニメや漫画で閃いた時に頭上の電球が光るよくある描写のように点灯と同時に「勝手にコラボ」の文字がパッと現れました。ネーミングを考る作業を開始して僅か三分足らずで決定しましたが、デジタルアートに移行した最初のシリーズでもあり思い入れも強いです。