グラフィティ・アート|Graffiti Art

グラフィティ・アートについて|Graffiti Art

英語で「落書き」という意味の「グラフィティ(graffiti)」は、主にスプレーを使用して、電車の車両や壁など公共の場に描かれる文字および絵のことを言い「ストリートアート」とも呼ばれており、社会的な問題や政治的なメッセージが込められた風刺画的なグラフィティもあります。
また、HIP-HOPの四大要素のひとつで「MC(ラッパー)」「DJ(ターンテーブリスト)」「ブレイクダンス」「グラフィティ」で構成されています。
所有者や管理者の許可を得ることなくゲリラ的に描かれることが多く、当然ですが、犯罪行為であり器物損壊の罪に問われることがあります。
そのため、迷惑行為や景観が悪く治安を乱す、悪質な落書きなど様々な理由から自治体によっては条例を定め取り締まりを強化しています。
一方「キース・ヘリング(Keith Haring)」や「ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)」「バンクシー(Banksy)」などによるグラフィティは、展示会の開催や美術館の設立、描かれている場所が観光名所になったりなど街に活気を戻す役割を果たしたり、ファッションとしても受け入れられています。

グラフィティの種類

グラフィティは、ツールや技法などによって数十種類に分類されています。
・タグ(tag):単色のペンやスプレーなどで自分のグラフィティ用の名前、クルー名(所属チーム名)などを短時間で描いたもの。
・スローアップ(throw up):単色もしくは二色が多く、文字のアウトラインを描き、文字の中を塗りつぶしたもの。
・ブロックバスタ(block buster):二色以上でペンキーローラーなどを使用してブロック体など角ばった読みやすいフォントで描いたもの。
・ピース(piece):多彩な色を使用して文字やキャラクターを描いたもので、時間だけでなく高度な技術が必要とされます。
・ステンシル(stencil):バンクシーが使用する技法で切り抜いた型紙の上からスプレーなどを吹きかけて文字やキャラクターを描いたもの。
今回は、代表的な五種類を紹介させていただきましたが、機会があれば他の種類についても説明したいと思います。

グラフィティの暗黙のルール

傍から見ると無秩序に見えるグラフィティの世界にも確りとルールは存在します。
それが「現在描かれているグラフィティに上書きする場合、よりクオリティの高いグラフィティを描かなければいけない」です。
この暗黙のルールの存在が個々のレベルアップに繋がり、ただの落書きをアートへと発展させた要因のひとつだと思います。
更に描く場所についても「公共施設、交通機関などは描いてもいいが個人店や個人宅には描いてはいけない」というルールもあります。
ただ、どちらもモラルの低下によって、守られてはいません。
多くのグラフィティが所有者や管理者の許可を得ずに描いており、器物損壊など犯罪行為なのでルール以前に法律を守れって話ではありますが…w

作品|Artwork

それいけ!!アンパンマン

Disney

Minions

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